玉音放送ってすごいわ!

あんまり歴史に興味ない人でもなんとなく知ってる玉音放送。あの「耐え難きを耐え〜」ってやつ。

小学生の時に初めて知った時はなんとなく当時の最高権力者である天皇が国民に終戦をラジオで伝えたって単純に考えてた。

でも、歴史学んだり、NHKのドキュメンタリー見たりして、そんなに単純なものではないと気づいた。

まず、天皇が自ら国民に語りかけるってのが異例。

そもそも、これまで戦争継続をラジオ使って、主張しまくってたのに、いきなり真逆のことを当時の国民に伝ええ、世論を終戦に傾かせるのはかなり難しい。

だから、異例中の異例だが、天皇自らが伝えて、国内の戦争継続派を抑えようとしたって訳らしい。

玉音放送は無事収録されたけど、流される直前でクーデター未遂が発生!
宮中が一時占拠され、玉音放送を収録したラジオ盤の大捜索が行われる…
ここらへんは宮城事件でググればwikiに出てるんで詳細は調べていいただきたいけど、ようするに玉音放送流されるまで、かなり紆余曲折があった。

で結局、流されるんだけど、自分で玉音放送全部をyoutubeで聞いて、またビックリ!
全然意味わからん! 予備知識あってもわからんのに、当時の人はよく理解できたなと驚く。
まあ、グクると、直前にアナウンサーの解説があったし、当時は教育勅語とか漢文の教育もされてたから、けっこう理解できたらしい。

そして、玉音放送が流され、終戦へと向かっていく。

でも、これまで、少なくとも形式的には戦争継続を唱えてたのに、いくら天皇自ら玉音放送流したとはいえ、大した抵抗もなく、終戦へと収束したのには驚く。

ここに、ある種の日本人の空気に流される体質が、垣間見えて、ちょっと気味が悪いけど。

何はともあれ、玉音放送にはドラマがあって、色々と考えさせられて、非常に興味深い。

とりあえず、5分くらいなのて、全部聞いてみて損はないと思う。